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新卒が企業を給料で選ばなくなる未来は実現する

今年の6月にスイスで否決されたベーシックインカムの導入が日本でも物議を醸していますね。たまにテレビ番組で議論されているのを見かけます。しかしテレビを見る限りはこの議論の論点は常に導入をした時のメリット・デメリットを軸に導入が現実的か非現実的か、になっています。

 

まあ、これはしょうがないことでは有りますが、ここではもしベーシックインカムが導入された際にどういうことが起きるのか、それも若者が働くということに対してどんな変化が起きるのか、そこについて語っていきたいと思います。

 

ベーシックインカムについて

一応知っている人もいるかと思いますが、これについて前述しておきます。簡単に言うと、社会保障を全部なくして国民に一律の現金を給付することです。金額は恐らく日本では5万円~8万円といったところでしょう。

 

これは人間が最低限生活できると言われている金額です。これに対して、現在の老人は治療保険や生活保護、年金なども20万近くもらっている人が多いと言われていて、その人達を説得させるのが難しいなどといった理由で導入の可否が議論されたりしています。

 

ざっと概要はこんな感じですが、これ以降はもしベーシックインカムが導入された時に若者の働き方が大きく変わる、と思っているのでそれについて書きます。

 

■若者の会社えらびの基準が変わる

これ、いきなり最大のポイントです。

今までの就活生の会社選びの基準ってなんだったと思いますか?ネームバリュー、世間体、安定している(金銭的に)、とりあえず大企業、本音はこんな理由で就活している人がほとんどです。これらの理由の共通点ってお金なんですよね。

 

要するに安定した収入を手に入れたい、しかも名のある企業ならそんなに残業や休日出勤もないんじゃないか。そんな考え方が根本にあるんじゃないかなと思います。

 

なぜベーシックインカムを導入するとこの考え方、要は会社えらびの価値観が変わるのか。それは何もしなくても収入が手に入るからです。何もせずに常に毎月8万円が手に入る、年収でいうと96万円です。これが企業から提示される金額に上乗せされるのです。企業側としては労基の関係で提示金額を大幅に下げるのは難しい、そうなると満たされるものって恐らく金銭的な欲求ではなくなってくるのではないかと思っているんですよね。

 

もちろんそれにもましてお金がほしいからいいとこに就職して定年まで務め上げるぞ、みたいな人はもちろん出てくるとは思いますが、例えば、結婚して、子どもを二人作ったとして4人家族になったとしましょう。この場合ベーシックインカムでの収入が8万×4で32万、そして旦那さんが稼いでくるお金が手取りで30万だとしましょう。計62万です。別に金額的に問題無いですよね?恐らく子どもがいる家族であれば世帯収入は自ずとこのくらいに達するはずです。たとえ大企業の社員じゃなくても。。

 

そうなった時に働く人が何を考えるかというと、『何がしたい』かじゃないかと思うんですよね。先程は既に家族を持っている例をあげましたが、就活生も同じ原理で同じ考え方にたどり着くと思います。

 

であれば俳優になりたい、歌手になりたい、アニメーターになりたい、留学したい、色んな遣りたいことって出てくると思うんですよね。そういった意味でこれまでのように大企業に映っている魅力って少なくなると思うんですよね。

 

これは大企業だけでなく、ベンチャー、いわゆる中小企業でも然りです。とにかくより個人の主張が顕著になってくるのではないかと思います。

 

でもそうなることで雇用の需要と供給が合わなくなるのではないか、そういった議論も出てくると思いますが、そこも今はテクノロジーでカバーできる可能性も有ります。現在はAIとロボットが出てきています。徐々にこれらは人間の仕事を奪っていくでしょう。

 

そして私達人間に求められるのはより高度な仕事。人間でなければ出来ないことが求められるようになります。そして新卒に求められる能力もまた変わってくるでしょう。それがポテンシャルになるのか、欧米のような即戦力人材になるのか分かりませんが、ニーズが変わるのは明らかです。

 

しかしこれは単にベーシックインカムを導入することで世の中が悪くなると言っているわけではありません。むしろ私はいいことなのではないかと思います。自分の遣りたいことができるようになる人生はむしろ希望に溢れていると思います。

 

少しポイントがずれてしまいましたが、結論、若者の働き方は自由になる、そんな将来を予測しています。

 

 

またこういったものが導入されるとビジネスチャンスも生まれてきます。今のリクナビマイナビみたいな制度も壊れるんじゃないかと個人的には思っていたりもします。

 

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